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執筆者の写真小沢良平

効果と効率

『効果』ある働きかけによって現れる、望ましい結果。ききめ。

『効率』使った労力に対する、得られた成果の割合。

(goo国語辞書参照)


効果が高く、効率が良い勉強をしたいですよね。

『宿題の答えを写す』という行動は『効率は良いが効果が無い』ということ(本当は効率が良いと言いたくないですが)で、『漢字を1000回ずつ書いて覚える』という行動は『効果は高いが効率が悪い』ということです。


例えば、英単語を覚えようと思ったらどんな勉強をしますか?

①ひたすら書いて覚える

②単語カードを作る

③赤シートで隠しながら覚える


テストで点数を取るためには①の書いて覚えることが有効です。(英語が好きで得意な人は③でも大丈夫です。)なぜなら、テストでは単語を書かなければ点数にならないからです。英検の様な単語を選択する問題であれば、②でも③でも良いかもしれません。また、同じ単語を連続して書くという覚え方はどうでしょう。ノートにdoctor doctor doctor doctor doctor…って書く人いますよね?これは、単語を覚えるためには効率が悪いです。手に覚えさせることでスペルミスをしない練習になっています。テストでdoctarの様なミスをしてしまう人は、手に覚えさせるためにひたすら練習しても良いとは思いますが。単語を覚えるためにはテスト形式で練習し、最初から書けた単語はもう練習しない。書けなかった単語を覚えようと思いながら数回書き、後日再テストをするというのが効率の良い覚え方です。ある程度の時間を空けて自己テストをした方が効率が上がります。


英単語に限らず、効果や効率が悪い勉強をしている人はたくさんいます。以下の勉強の仕方はどうでしょう。

①数学で解けない問題を30分考え続けたら解けた

②教科書を見ながら社会のワークを埋めたら全問正解できた

③英語の長文を解いていて、わからない単語が出てきたから調べた

④すぐ先生に質問するのは良くないから、自分で調べて考え続けた


テストで高得点を取る、入試に合格するということを目的とした場合は、①~④は全て悪い方法です。(目的が違えば良いものもあります。)簡単にまとめると、①入試には制限時間があります。②ほぼ確実に頭に入っていません。③テスト本番は調べられません。④聞いた方が早いです。


入試までの学習時間が減っている今、効果と効率を求めていかなければなりません。通塾していない人の質問や学習相談も受け付けています。お気軽にどうぞ。

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