今年は全員が合格を勝ち取ってくれました。
男女別定員が廃止されて初めての受検。今までと同じ予測で良いのか、内申が高いとされる女子の方が有利なのかなど不安はありましたが、みんな頑張ってくれました。
当塾で力を入れて行っている合格を勝ち取るための秘訣をお伝えします。
①できる限り早い段階で目標設定をする
「この高校に行きたい」という気持ちを持つとモチベーションも上がりますし、やるべきレベルが明確になるため、適切な学習プランが組めます。なかなか決まらない場合はこちらで仮の目標を定めてプランを組みますが、やはり学習に対する姿勢に差が出ます。また、中3の9月に偏差値40の生徒が「〇〇高校(偏差値60)に行きたい」と思ったとしたら…もちろん応援はしますしプランは組みますが、間に合わないでしょう。だからこそ早い段階での目標設定が重要です。
②決めた学習プランを都度修正する
生徒の成長は人それぞれです。1000人以上の生徒を見てきましたが、同じ成長をする生徒はいません。同じようなタイプ・考え方をする生徒はいますが、全く同じ人間はいません。最初に決めたプランからズレが生じてくるので、それに合わせて修正をする必要があります。
③正しい自己分析をさせる
自分が何ができて何ができないのか。この問題を解くために、どこまで理解できていてどこから理解できていないのか。行きたい高校に行くためにはどのレベルの問題まで解ければ良いのか。前回質問したことはしっかり理解できているのか。など、自分の状態を正確に分析できる生徒が結果を出します。それをできるようにさせます。解説を受けた後に「わかった?」と先生・講師から聞かれると、「わかりました」と答えなければならないような気持になる生徒もいるでしょう。私はそう言った生徒には「じゃあ説明してみて」と言います。そうすると半数くらいは説明できません。これが『わかったつもり』という状態です。「覚えたつもりたったのに」「思ったより点数が低い」などの経験がある人は、そうなっている可能性が高いです。そうさせないために繰り返し、しっかり理解できるまで説明をします。
④生徒の性格を把握し、適切な指導をする
まだ15歳の子どもです。高校受験を経験したことはありませんし、今後どうなるかを知っているわけがありません。講師が生徒の性格を把握し、強い指導をすべきか、励ますべきか、寄り添うべきかなど正しく判断して、より成長できる選択をしなければなりません。そうは言っても個人的に甘やかすのは好きではないので、成長を望む生徒にほど強い指導になりがちですが…。
⑤ミスを許さない
人間なのでミスは出ます。無くすことは不可能ですが、「ミスっちゃいました」「ここは凡ミスです」のようにミスを軽く捉えている生徒には強い指導をします。「ミスって不合格になりました」なんて言えないでしょうし、言わせたくありません。自分の字が雑で途中式を見間違える、急いで問題文を読んだため読み間違いをした、集中していなかったため過去形にすべきところを現在形で書いてしまったなど、ミスの原因を明らかにし、同じことを繰り返さないようにすることが重要です。難しい問題が解けないのは仕方ありませんが、解ける問題で点数を落とすのは論外です。
こんな感じです。
特に③が重要だと考えています。自分で考えることをせず、先生・講師や親の言うことに従うだけでも合格はできるかもしれません。しかし、せっかく受験勉強を頑張るのだから大きく成長してもらいたいです。大学受験や社会に出てからも自己分析ができることは大きな力になります。「受験を通して成長した」という実感を持ってもらえるように指導していきたいと思っています。
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