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通塾の価値

  • 執筆者の写真: 小沢良平
    小沢良平
  • 2020年11月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年11月8日

小中学生に関しての話です。


東京都の通塾率は非常に高いです。様々な形態の塾がある中、何を求めて塾に通おうと思いますか?行きたい学校に合格するため、成績を上げるため、家だと勉強しないから…様々な理由、目的があると思います。


小沢塾には『考えられる』『努力できる』ように成長してもらうために通塾してほしいと思っています。そのためのツールが勉強であり、途中経過を見るためのものが高校受験だと私は考えています。中3生には『高校受験はスタートラインを決める勝負だからね』と言っています。高校3年間をどう過ごすかでその先が大きく変わるからです。


つめ込み教育は良くない、ゆとりは良くない、やりたくなくてもやらせる、個性を尊重して…様々な意見がある中、全員に対して正解となるものは無いと思います。どうしても合格したい学校があれば、つめ込むことも正解でしょう。勉強のストレスに負けて鬱になるくらいなら、ある程度逃げることも正解でしょう。苦手なことは無理にやらせず、得意なことを伸ばせばよいというのも正解でしょう。ただし、違った見方をすれば全て不正解です。つめ込みで合格した学校では、学校内の競争で相当苦労するでしょう。勉強に負けて逃げた結果、逃げ癖がついて頑張れない人間になる可能性もあるでしょう。得意なことしかやらなかった結果、必要だった資格やスキルを習得できないこともあるでしょう。


今までの20年、30年よりも、これからの20年、30年の方が大きな変化があると思います。教育も、趣味も、仕事も、生活スタイルも、全てが大きく変わっていくでしょう。その中で必要なものは『学歴』ではなく、『考える力』と『努力できる精神力』だと考えています(学歴があって損をすることはないので、もちろんあった方が良いです)。


塾の合格実績を上げるために、不合格の可能性が高くてもとにかく上位校を受けさせる。学校の合格率を上げるために、2~3ランク下の安全校しか受験させない。そもそも進路指導というものをしない。正直、そんなことが増えています。塾の利益を上げるため、学校の評判を上げるためには正解なのでしょう。しかし、教育現場として正しい判断とは思えません。


先述のとおり、私の指導方針は『考えられる』『努力できる』人間になってほしいということです。勉強は全力で努力をしてもらいますし、思考力を鍛えるゲームやクイズなどにも全力で取り組んでもらいます(実際に教室でパズルゲームをやっている生徒もいますし、推奨しています)。全力で考えて努力をした結果、行ける高校に行くわけですが、できるだけ上位校に行った方が良いのか、ギリギリを狙うよりも少し安全圏にした方が良いのか、学校の校風は性格に合うのか、都立よりも私立に向いているのか、私立でも大学付属の方が良いのかなどを、個々の性格や能力を考えながら本人とも保護者の方とも相談しながら、その生徒にとって最良の高校に合格できる受験プランを決めていきます。


受験に向けて努力すること、合格を勝ち取ることで、その先大きく成長するチャンスを掴んでほしいです。

 
 
 

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