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  • 執筆者の写真小沢良平

子どもの成長への危機感

休校や外出自粛によって、様々な成長の機会が無くなっています。


①「暇だ」と言いながら学校の課題も雑にやり、ダラダラと過ごしている。

②学校の課題を真面目にやっている。

③オンライン授業をしっかり受けている。

上記のどれもダメです。緊急事態宣言が延長され、日本はどうなってしまうのかという状況で、小さい問題かもしれません。しかし、子どもたちにとっては一生の問題であり、その子どもたちが10年後、20年後の日本の中心になっていくことを考えると、教育に関してもっと対応すべきだと思います。


休校前は学校に行くのを面倒くさがっていたのに、いま学校に行きたがる子どもはマズいです。やるべきことも分からず、やりたいこともなく、『ただ暇』な時間が嫌なだけです。特に、いつもはゲームやマンガが大好きなのに、それすらやらなくなっている場合は危険です。集中力、思考力、忍耐力など、様々な力の成長が止まっています。


勉強・学習面に関しては、ごく一部の子どもを除き、確実にレベルが下がっています。学校から出されている課題をやっていて『できている』ということは、いま理解できていることを確認しているだけなので成長していません。また、ワークを埋めることで満足しているケースが多いため、頭に入っていません。理社の予習の範囲でそれが起きている可能性が高いです。多くの生徒が気付いていない大きな問題が、自分の目標に対してどのレベルの問題がとければ良いかを把握できていないということです。頑張って解説を読んでやっと解けた!という問題が、同じレベルの高校を志望する生徒が簡単に解いている可能性もあります。


オンライン授業を受けて勉強を頑張っている子どもは、学習レベルは例年と変わらないかもしれません。しかし、学校(義務教育)の本分は勉強ではないはずです。文部科学省のHPには『学校教育は、すべての国民に対して、その一生を通ずる人間形成の基礎として必要なものを共通に修得させる』とあります。部活が無くなり体力が低下したり、試合で勝つなどの目標がなくなり落ち込んだりしている。友人、先輩、後輩、先生と会えないことで協調性や社会性が成長しないなど、様々なマイナスがあります。オンライン授業があれば良いのであれば、全ての学校が通信制で良いということです。


私が最も危惧しているのは、今年度の受験に関してです。受験学年以外は、落ち着いた後に色々取り戻しもできると思います。しかし、今年度受験をする生徒にとっては厳しい年になります。中学・高校受験は基本的には都内や区内での勝負であるため、条件はほぼ変わりません。しかし、大学受験は全国の受験生徒の勝負なので、地域の状況による差が出ます。高校受験をする中3は、地域的な条件が変わらないとしても、そもそもカリキュラムが終わるかが学校の先生の力量に大きく左右されるでしょうし、定期テストの時期や、成績の付けられ方も現在では不明瞭です。『受験生としての自覚を持て』という時期のはずが、目標を定めることすら難しくなっています。学校が9月スタートになれば良かったと思いますが、それもなさそうです。行きたい高校に行けない生徒が確実に増えると思いますし、行きたい高校を見つけられない生徒も増えると思われます。


子どもの成長のためにできる限りのことをしていきたいと思っています。

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