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執筆者の写真小沢良平

緊張、不安

もう少しで冬休み。仮内申が判明し、受験プランがしっかり決まってくる中で、緊張や不安を感じる人もいると思います。むしろ、感じてほしいです。しかし、それらは勉強の集中の妨げになってしまうこともあります。なぜ、緊張や不安を感じるんでしょうか。また、どう対処すれば良いのでしょうか。


※以下は個人的な意見です。


それらは『欲』が伴うときに感じます。ポジティブな感情が緊張、ネガティブな感情が不安を生みます。例えば、「ジャンケンしよう」と言われて緊張や不安を感じる人はあまりいないと思います。しかし、「ジャンケンで勝ったら1万円。負けたら罰ゲームね。」と言われると、1万円への『欲』が緊張を、罰ゲームは嫌だという『欲』が不安を生みます。日頃のテストや、部活の試合などでも、良い点を取りたい、恥ずかしい点を取りたくない、何としても勝ちたい、負けたくないという『欲』があるから緊張や不安を感じます。


そもそも緊張とは『引き締まって緩みのないこと』です。物事に集中し、結果を出すためには、適度な緊張が必要です。まったく緊張が無い状態で行動をするとミスが出ます。(過度な緊張は頭も体も動かなくなるので緩める必要があります。) つまり、緊張をプラスと捉える必要があります。不安とは『何かが気がかりで、落ち着かない心の状態』です。気がかりな何かとは基本的には『失敗すること』です。不安は焦りに繋がるため、集中力の欠如やミスの原因になります。


緊張しているということは良いことです。成功を望んでいるということだからです。「緊張してきた~。どうしよう~。」ではなく、「緊張してきた!成功するぞ!」「緊張してきた!合格したいって証拠だ!」となるべきです。緊張を味方に付けましょう。そもそも重要なことを前にして、緊張しない人はいません。緊張していないということは、成功を望んでいない、集中していないということです。緊張してないように見える人がいるのであれば、緊張を味方に付けているからです。ガチガチな場合は緩める必要があるので、まずは深呼吸です。まずは息を吐き切る。3秒かけて鼻から息を深く吸い、2秒止めて、15秒かけて口からゆっくり吐く。これを3回程度繰り返しましょう。苦しく感じるときは心拍が早いという証拠です。心拍が落ち着くと、気分が落ち着くはずです。


不安はできる限り消したいものです。性格によって、緊張よりも不安の方が大きくなる人もいます。不安を消すための行動は1つしかありません。『とにかくやる』ことです。不安な心の状態だと、それを話したくなる、逃げたくなるなどしますが、話しても逃げても落ち着くのはその時だけです。本番直前により大きな不安を感じる可能性が高まります。5回やっても不安を感じるなら10回やる。10回やっても不安なら20回。まだ…じゃあ50回。とにかく多くの経験を積むことが重要です。(勝ち負けは別として)ジャンケンでグーを出すという

行動に『できるかな…不安だ…』という人はいないと思います。なぜなら確実にできるからです。確実ではないまでも、『これだけやってきたんだ』『自分以上にやった人はいない』という気持ちだけが不安を消してくれます。


失敗からも多く学ぶことがあり、それが大きな成長に繋がります。しかし、高校受験での失敗は多くのことを学べたとしても味わわせたくありません。中3は受験まであとわずか。緊張を味方に付け、不安を拭い去り、合格を勝ち取っていきましょう。

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