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苦手科目を

  • 執筆者の写真: 小沢良平
    小沢良平
  • 2019年12月10日
  • 読了時間: 3分

『苦手を克服して得意になった!』


親としては子どもから聞きたいセリフかも知れませんが、塾講師としては嬉しさと同時に悲しさもある言葉です。もちろん、苦手科目を改善させる気がないわけではありませんし、高校受験では苦手科目から逃げることはダメです。なぜ苦手科目ができるのでしょうか。また、なぜ克服できるのでしょうか。


個人的な結論からすると、苦手科目ができるのは

①勉強を頑張ってきた結果、得意と苦手に分かれた

②サボっていて分からなくなった、難しくなってきてついていけなくなって苦手になった

③先生や大人が原因で嫌い(苦手)になった

上記のどれかに該当することが多いと思います。


①これは当然のことであり、仕方ないことです。全てが万能にできる人間はいません。得意不得意は誰にでもあります。この場合は、得意科目と苦手科目の差を少なくしていくことが重要です。例えば、得意の英語が80点で苦手な数学が60点だったとします。次のテストまで頑張り続けた結果、英語が85点で数学が95点になりました!…の様なことは、今までも頑張ってきていたのであればそうそう起きません。英語が85点で数学が70点になるように、差が小さくできるように努力をしましょう。苦手科目の穴を小さくすることで総合点が上がり、合格に近づきます。


②これは苦手と言ってはいけないことです。やってなかった、またはついていくための努力をしなかったのだから、そもそも得意か苦手かが分かりません。やればできる可能性もあります。ただし、改善は大変です。自分が分からないところまで戻って復習している間にも、学校の内容は進んでいきます。普通の努力では追い付いてこれません。周りの人よりも頑張って、少しづつ差を詰めるしかありませんが、それが続かずに、苦手だと思い込んだままの人が多いです。このケースは、どこから分からないのか、それは入試に必要なのか、今復習が必要なのかを判断し、適切に対応する必要があります。


③これが最も改善しやすいですが、悲しい気持ちにもなるものです。『数学が苦手』と言って入塾してきたのに『あれ?普通にできるぞ?』と思ったことが何回もあります。理由を聞いてみると『〇〇先生の説明は分からない』『質問できない』『質問すると怒られる』という意見や、『あなたは数学苦手だからね』『やってもできないでしょ』『こんな問題もできないのか』と言われたなどの話が出てきます。こういったことから『嫌い』と思うようになり、それが『苦手』と思い込む原因になります。周りの大人の影響で、子どもの可能性を縮めているということです。もちろん、生徒自身の気持ちの弱さやワガママもあります。説明が分からないというのは聞く側が言うことではありませんし、質問できないというのも『質問しない』と決定したのは自分自身です。怒られても質問してできるようになった方が良いはずです。しかし、それだけ気持ちの強い生徒は少ないのが現状です。


さて、今苦手科目がある人は、自分がどれに該当すると思いますか?①であれば、しっかり努力していて、自分の性質を知っているということになります。②③であれば、十分改善が見込めます。

 
 
 

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