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解き直しって大切?

『解き直し』と聞くと、『大切だ』と思いますよね?学校の先生も、親もそう言うでしょう。でも、本当に大切でしょうか。


正解は『大切』です。当たり前ですね。しかし、『目的を意識した解き直し』が大切であって、ただやるだけでは意味がありません。


例えば次のような問題。

①【中1理科】学校の校庭にある植物を3つ答えなさい

②【中3数学】x²-x-12=0を解きなさい

③【中3英語】September is the month ( ) he usually takes his vacation.

これらは解き直しが必要でしょうか。


①これは解き直しをする意味がありません。今後のテストにも、入試にも出ないからです。学校の植物に興味がある人は、解き直しをして覚えてもいいかもしれませんが。

②これは基本問題のため解き直しが必要ない人が多いと思いますが、できていない人にとっては最重要です。入試にも出ますし、高校数学でも因数分解や方程式は重要だからです。

③これは難関校を受ける人には必要ですが、そうでない人には必要ないものです。難関校は目指してないけど英語が好きという人は頑張ってもいいですが…


現状や目標によって解き直しをすべき問題かどうかが決まります。例えば、数学が50点の生徒が、正答率1%の問題を解き直しても効果は薄いです。理解するのが難しいと思います。40%~60%くらいの問題を解き直して理解することで、次の点数アップに繋げるべきです。もちろん、『1つ覚えれば解ける』という難問もあるので、そういった問題の場合は、解き直しをして理解できれば効果が高いです。理科や社会の入試では、『同じような問題』はたくさん出ますが、『全く同じ問題』は基本的には出ません。『その問題が解けるようになる』のではなく、『その問題を解くための知識を得る』ということが解き直しの目標です。


中3生は、これから入試対策が本格化してきます。その時に重要なのが、この解き直しのスキルです。解けなかった問題を解けるようにすることで偏差値が上がり、合格率が上がります。すべきことを間違えないように、効率と効果を考えて、勉強を頑張りましょう。

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