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執筆者の写真小沢良平

全員合格


今年も全員第一志望に合格させることができ、3年連続で合格率100%を達成することができました。(詳細は実績のページをご覧ください)


倍率というものが存在する以上は、生徒が増えれば増えるほど、全員合格は難しくなります。私も大手塾にいたころ、50名から80名くらいの中3生を毎年卒業させてきましたが、最高でも合格率は95%くらいで、全員を第一志望に合格させることはできませんでした。しかし、それでも周りの他塾と比べれば、第一志望の合格率はかなり高かったはずです。高い合格率の秘訣をお伝えします。


①結果の出る勉強方法で勉強させる

一人ひとりが違う人間なので、結果が出る方法も違います。教科書を読めば頭に入る生徒もいれば、赤シートで隠して覚えようとしても覚えられない生徒もいます。得意不得意、好き嫌い、能力によって変わるので、それぞれに合った勉強方法で結果を出させていくことが重要です。それをできる限り早い段階で本人に理解させ、勉強を続けると理解度が変わるので、それに応じて勉強方法も変えていく。それによって効率よく結果を出し、伸び悩みをできる限り防ぎます。


②当事者意識をしっかり持たせる

受験1日前は全員が必死になります。(本当は余裕を持っていてほしいのですが…。) 1週間前だとごく一部の生徒が意識が薄く、頑張っているつもりのような状態です。1ヶ月前だと当事者意識がない生徒が若干います。半年前だと口では頑張ってると言い、ダラダラしている生徒がたくさんいます。『やらされている』うちは十分な結果は出ません。もちろん強制的にやらせても、100与えて30くらいはできるかもしれませんが。生徒自らが学ぼう、努力しよう、合格したいと考えることが重要です。そのため、中1生でも入塾した時から受験の話をします。


③目標までに必要な成績、点数をしっかり理解させる

私が指導する中3生には、『自分が合格するために、内申があと〇ポイント上がれば、テストで〇〇〇点取れれば合格ラインを超える』の様なことを全員に理解させます。例えば応用問題に取り組むとき、それが解けなければ合格が難しいのか、解けなくても合計点的に問題ないかで対応が変わります。問題ない場合は、その問題に何時間もかけて理解する必要はないため、他の暗記などに力を入れます。その問題を理解するのは、受験が終わってから時間をかけてやれば大丈夫です。反対に解けなければならない場合は、本人にそのことを理解させ、何度も解説と類題を繰り返し、徹底的にたたき込みます。これによって、効率よく、かつモチベーション高く問題演習に取り組めます。


④生徒の性格、能力、気持ちを把握する

これができない講師が非常に多いです。決められたカリキュラムをこなさなければならない、授業が自分の仕事、生徒対応に差を付けてはいけない、深く入り過ぎるのは良くないなど、様々な言い訳がありますが、生徒の成長を考えればその子に応じたものを提供すべきです。私は生徒を差別します。現状も目標も性格も一人ひとり違うため、対応を変えるということです。優しい指導が必要な生徒もいれば、厳しくしないとだらける生徒もいます。最初から詳細に説明して『できた』と思わせなければやる気を出さない生徒もいれば、最低限だけ教えて考えさせた方が良い生徒もいます。それを一律のやり方で伸ばすのは不可能です。保護者様からは『うちの子のことを良く分かってくれている』と仰っていただけています。また、保護者様にも生徒への接し方を変えていただくようにお願いすることも多いです。思春期の子どもは親に対して照れもあり、素直になれないことも多いです。そのため、親から伝えるよりも講師から伝えた方が良いこともあります。子どもの成長のため、結果を出して合格させるために、お願いをしています。


生徒を目標のレベルまで引き上げ、志望校に合格させる。これに私は自信を持っています。しかし、限界はあります。『中2でオール3だった成績を中3でオール4にする』などは基本的には不可能です。状況と目標を考え、早めに行動をしていただきたいです。

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