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  • 執筆者の写真小沢良平

数学苦手

「苦手だから」

そう言い訳をして点数が低いことを仕方がないとしている生徒が多いです。


苦手って何でしょうか。

相当な努力をしたのにも関わらず、それでもどうしても理解できなくて、他の科目よりも点数が低い。というのであれば苦手といって構いませんが、本当にこれ以上ないくらい努力をしているのでしょうか。


数学が苦手だと感じる原因は以下のケースが多いです。

①理解する前に進んでしまい、復習や確認をしない。

②教え方が自分の理解と合わない。

③問題文の意味が読みとれない。

④図形が見えない。


大半の生徒が①に該当します。

勘違いしている人が多いですが、数学のベースは『暗記』です。暗記の上に思考があります。例えば、円の面積を計算したいとき、どのように計算しますか?公式を使いますよね。公式を使ってはいけないのであれば、私も円の面積は計算できません。まずは、基本事項の暗記、解き方の暗記が必須です。単元ごとに暗記すべきことがあり、それを実際に問題を解きながら使いこなせるようにする必要があります。問題を読み、「ここがわかれば解ける」「じゃあここが必要だ」「こうやれば求められるな」と考えていけるのは、解き方を暗記できているからです。それができるようになる前に進んでしまう、またはできるようになったつもりの状態で進んでしまうので、テスト本番でできないということが起きます。自分の理解度を正しく認識する必要があります。


②に該当する人も多いです。

数学の特徴として、答えは一つでも解法が複数ある場合があります。複数の解法の内、わかりやすいと感じるものは人によって変わるので、1つの解法しか習わずそれが理解しにくいと、苦手と感じる場合があります。私は生徒の日頃の考え方を参考に複数の解法を示し、表情を見ながら「この解法が合うだろう」というものを指導します。それで解ける確率が大きく上がります。学校では授業時間が限られるため、そこまではできません。


③に該当する人は、『計算問題はできるけど、文章題ができない』、『説明されたら理解できた』ということが多い人です。

これは国語力の問題がある可能性があります。「ある製品の原価に30%の利益を見込んで定価を設定し、100円引きで売ったら原価の10%の利益があった」という問題文があるとします。『20%が100円だ』と思えた人は③に該当しない人です。しかし、これの大半の原因は練習不足です。数学は、一部天才的な人を除き、鍛錬が必要な科目です。例えば、サッカー未経験者がプロのシュート映像を見て、自分も真似してみようとしてボールを蹴っても、上手いシュートはできないですよね?練習が必要です。数学も同様に、解法を見ただけで解けるようになる人はいません。しっかり練習が必要です。同じような文章題をたくさん解くことで解けるようになります。


④に該当する人が本当に数学が苦手な可能性がある人です。ある一定以上のレベルになると、どうしても図形は見えなくなります。数学が得意な人にはわからない感覚です。

この図を見てください。立方体があり、赤い線で三角形を作りました。(雑ですみません…)三角形の底辺(実線の辺)と立方体の底面の手前の辺は平行だとします。この赤い三角形は何三角形でしょうか。


「直角三角形でしょ?」とすぐに思えた人は問題ないです。「あの辺があそこと平行だから、あの角が直角。だから直角三角形だ」と考えた人は、良く努力できている人です。「二等辺三角形だ!」と思った人は④に該当する可能性があります。このタイプの人のみ、ある一定以上の図形の問題がなかなか解けないと思います。それでも努力である程度は改善できます。


「苦手だ」と決めつけて諦めずに、しっかり努力をしてほしいです。努力した結果、苦手だと明確にわかったのであればそれは仕方ないです。誰にでも苦手なものはあります。しかし、努力もせずに苦手と決めつけて、そこから逃げることはしないでほしいです。


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