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執筆者の写真小沢良平

努力

努力して結果が出ると、自信になる。

努力せず結果が出ると、傲りになる。

努力せず結果も出ないと、後悔が残る。

努力して結果が出ないとしても、経験が残る。


私の好きな言葉の1つです。生徒たちには自信と経験を積み重ねてほしいと思っています。


生徒に心に刻んでほしいのは、3行目の『後悔が残る』という部分です。後悔というのは、その字のまま『後から悔やむこと』という意味です。学校のテストや部活の試合などで、後悔をしていることがあると思いますし、していると信じたいです。後悔が成長につながるからです。


「言い訳をするな」と言うセリフを聞いたことがある方が多いと思いますが、私は勉強においてはどんどん言い訳をしてほしいと思っています。言い訳ができるということは、点数が取れなかった原因を把握しているということです。言い訳をたくさんし、それを繰り返さないことが点数アップに繋がります。言い訳が出ないということは、改善するための方法を考えていない、改善できないと思っているということです。言い訳だけして行動しないのはダメですよ。


さて、努力というのはどういうものでしょう。意味は『目標の実現のため、心身を労してつとめること』です。努力の仕方というものは目標によって変わるということです。例えば検定試験のようなものであれば、合格ラインが決まっているため、そこに達するだけの努力をすればOKです。つまり絶対評価ということになります。では、目標を志望校合格とした場合を考えます。そうすると努力は相対評価になります。入試制度にもよりますが、基本的に上位者から合格していくからです。「俺は頑張った」というものはダメということです。『1日3時間勉強を頑張った』という状況をどう思いますか?同じ高校を目標とするライバルたちが1日2時間なら勝てるかもしれません。しかし、自分が今負けている状況であれば足りない可能性もありますし、ライバルたちが1日4時間なら負けですよね。


テスト後に「頑張ったのに点数取れなかった」という言葉をよく耳にします。状況にもよりますが、この言葉は基本的には間違っています。ここでいう『頑張った』とは自己評価だからです。目標達成のためには、その目標と現状との差から、正しい量と方向の努力が必要です。それは経験によって身につくものなので、すぐにはわかりません。だからこそ言い訳をし、それを1つ1つ改善することで点数アップに繋がります。あなたは今回のテストにどのような言い訳がありますか?それを改善する行動はすでに始めていますか?

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