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努力は裏切らない

  • 執筆者の写真: 小沢良平
    小沢良平
  • 2020年7月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年7月27日

よく聞く言葉ですが、これは本当でしょうか。

頑張ったのに、努力したのに、上手くいかないこともたくさんある気がします。


勉強に関しては、ある一定のレベルまでは正しいです。『結果が出たときにしていたこと』を努力というからです。よって、努力は裏切りません。結果が悪かったときにしていたことを努力とはいいません。例えば、『明日は受験だ。E判定だけど、2時間も教科書を読んだ。きっと合格だ!』これではダメですよね。つまり、成し遂げたい目標に対して『必要量の努力』『適切な勉強』をする必要があります。2時間では足りませんし、教科書を読むというのは基本的には間違った勉強法です。


しかし、その『必要量』『適切』というのが問題です。テストにしても受験にしても、経験が無いと分かりませんし、それを自分で考えて、正しい努力ができる生徒はほぼいません。例えば定期テストで80点取りたいと思った場合、何をすればよいのでしょうか。80点を取ったことがあるかないかでやる事は変わりますし、科目や範囲によっても変わります。特に、自分の性格や能力を含めてしっかり考えてこなかった人は、いつまでに、何を、どれくらいやれば良いのかが分からないと思います。


過去に、以下の様な指導をしたことがあります。

①前回の定期テストの問題で解けなかった問題を、85点に達するまで解く。

②その解けなかった問題が、どこから出題されているのか、どのようなジャンルの問題かを考え、強化をするべきことを把握しておく。

③次回のテスト範囲を予測し、前回よりも2週間早くからテスト勉強を始める。

④学校の授業で納得できない部分があった場合は、その日のうちに質問に来る。

生徒と相談し、上記の内容をやり、状況を見ながら必要な修正を加えていきました。結果としては、前回64点だった数学のテストが81点に上がりました。

誰にでも当てはまるものではなく、必ず結果が出ると言い切れるものでもありません。しかし、問題の分析や、目標や能力によってすべきことの整理、やる量、やり方など、生徒一人でやるには難しいことでも、指導者がいれば可能です。


また、「何で勉強しないんだろう。後で苦労するのは自分なのに」というのは大人の意見です。『後』というのが分かりませんし、学歴社会・学校歴社会と言われても、子どもたちから見える範囲の大人は、そうは見えません。できようになるかどうかは本人次第ですが、やり始めるきっかけを与えてあげること、勉強することの価値や必要性を教えてあげるのは大人の役割だと考えています。勉強を通して、努力ができる大人になってほしいと思っています。

 
 
 

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