合格の秘訣
- 小沢良平
- 4 日前
- 読了時間: 3分
小沢塾には合格を勝ち取るために守ってほしいルールがあります。それを守ってくれた生徒は6年連続で第一志望に100%合格しています。ルールは3つだけで、塾での指導以外にも様々なことに繋がると思っています。
①相談して決める
志望校はどうやって選べばいいのか。成績アップに必要なことは何か。今、何をやればいいのか。様々なことを相談して決めるべきです。
例えば、一般論として「成績アップのためにはこれをやる」というようなものもあります。しかし、その生徒の性格や状況、目標とする志望校、学校の先生の考え方などによって最善の方法は変わります。相談し、最善策を模索しながら行動すべきです。
特に注意したいのは、「今、何をやればいいのか」です。現状と目標によってやるべきことは変わりますし、それを正確に判断できる生徒はほぼいないと思っています。
テストが終わった後に「あれ?もっと取れたと思ったのに…」という経験をしたことがある人は要注意で、それを繰り返している人は不合格に向かってしまっています。
②わからないことは質問する
塾はこのためにあると言っても過言ではないでしょうし、これだけやっていれば点数が上がると言っても問題ないくらいです。
まず、勉強を頑張っていない人は「わからない問題が把握できていない」という状態です。これが「勉強したはずなのに点数が上がらない」の原因です。また、解説を見て「わかったつもり」になることも注意が必要です。漢字や英単語、理社の用語などは覚えるしかありませんが、数学の途中式の解説を見て「そうなるのか」と思ったとしても、「なぜそうなるのか」がわかっていなければ、次の問題を自力で解くことはできません。質問をして、解説を受け、理解し、類題を解いて確認する、ということが必要です。
中3生が4月から1月までの10ヶ月間「解けない問題を1日1つ質問して理解する」ということを続けるだけで、1問5点計算だと約1500点分も力がつくことになります。
③ダブルスクールをしない
「向こうの塾には友達がいるから辞めたくない。でもここにも通ってみたい。」
「そっちの塾で結果が出なかったからこっちに体験に来たんでしょ?で、こっちなら結果が出そうだと思った。じゃあこっちにすべきだ。結果が出にくくなるからダブルスクールはおすすめできない。塾を変えたって友達は友達のままだよ。」
その生徒はダブルスクールを選び、不合格になってしまいました。
片方の塾が休みの時にもう片方の塾に行くのだから、勉強時間が増えていいのではないか、と考える人もいるかもしれませんが、そうではありません。高校合格という目標が同じだとしても、勉強の内容や教え方、優先順位、厳しさなど、様々な面で違いがあります。子どもは自分に優しい方や負荷が少ない方を選ぶことが多く、指導方法が違うと混乱することもあり、結果は出にくくなります。
これらは高校受験だけではなく、その後も使える考え方だと思っています。
自分一人でできることには限界があり、自分の考えが正しいとは限らないので、周りに相談しながら進めること。わからないことがあった時には自分で調べることも重要だが、それが正解とは限らないので、先輩や上司、専門家などに聞いて知見を深めること。何かを決めなければならないときに、一つの意見だけ聞いて賛同するのではなく、多くの意見の中から検討し、未来の自分にとって最良のものを選ぶこと。
高校受験で合格を勝ち取ることが直近の目標ですが、『思考すること』ができるようになってほしいと思っています。
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