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執筆者の写真小沢良平

プライド

うちの子、プライド高くって…

わからないって言えないんですよ。

間違えたこと、悪いことを認めたがらないんですよ。

失敗が怖いから、挑戦したがらないんですよ。

謝るのが嫌いなんですよ。


今までに1000人を超える生徒・保護者と面談をしてきました。その中で、男子に多い傾向ではありますが、上記のようなことを言われることが結構ありました。が、全て間違いだと考えています。もちろん、反抗期の子どもに言うことを聞かせるのは難しいですし、正論を言っても拗ねて終わりという可能性も高いですが、上記の内容を『プライドが高い』として『仕方ない』と判断して改善させないでおくと、子どもの成長が小さくなります。自分の非を認められない、自分が正しいと思い込み他者を認めない、器の小さな大人になります。

上記は全て『怖がり』なだけです。ちょっと言葉を悪くすると『ビビり』ということです。自分のマイナスを認めたくない、受け入れたくないだけです。


プライドが高いということの本質は『自分の成長のためにストイックになれること』だと考えています。わからないことが嫌だから、わからないことが不合格に繋がる可能性があるから、わかるまで質問する。間違いや悪いことを受け入れ、指導者と相談して改善する方法を模索する。失敗は怖いが、失敗しないための準備をきっちりして、挑戦する。たとえ失敗しても、そこから改善策を出し、必ず成長する。悪いことは素直に謝り、同じことを繰り返さないことを心に決め、努力する。これが『プライドが高い』ということです。勉強でわかりにくいのであれば、一流スポーツ選手を想像するとわかりやすいのではないでしょうか。


間違った『プライドが高い』というタイプの生徒は、ある程度でも改善しないと、第一志望の合格率が低いです。E判定でも『自分はどうにかなる』と思ったり、「この高校は厳しい」「勉強のやり方を変えるか、志望校を変えるか」という先生に対して、『この先生は間違っている』と考えたりします。また、そもそも実力からかけ離れた高校を第一志望にするケースも多いです。自分の能力は低くない、高いと思っているからです。さらに、不合格になった時は他人の責任にします。反対に、正しく『プライドが高い』生徒は、合格率が高いですし、厳しいと思った高校への逆転合格も多く見てきました。自分が成長するために、指導者の意見を正しく取り入れ、常に成長のことを考えているからです。このHPの卒業生の声に掲載させてもらっているK君という生徒も、その一人です。彼のプライドの高さ、『この高校に受かるためには何でもする』という気持ちと行動は、私の見てきた生徒の中でもトップクラスに入ります。


今年の受験は特殊です。不安を感じていない生徒はすでに危険です。学習相談は無料で実施をしています。ぜひ、お話を聞かせてください。

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