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優しい先生とは

  • 執筆者の写真: 小沢良平
    小沢良平
  • 2024年9月27日
  • 読了時間: 2分

「うちの学校の先生優しいんですよ。30問の計算テストで20点で合格だったんですけど、18点でもおまけで合格にしてくれました!」


「私の担任の先生、全然怒らないんですよ。忘れ物しても、授業中うるさくても、『次、気をつけようね』って言うだけなんです。優しいんです。」


こんな話を生徒から聞いたのでこのコラムに書くことにしました。



やさし・い【優しい】 の解説

[形][文]やさ・し[シク]《動詞「痩 (や) す」の形容詞化で、5が原義》

1 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。

2 他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。

3 性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。

4 悪い影響を与えない。刺激が少ない。

5 身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい。

( goo辞書参照)



生徒は2や3の意味で使っているのでしょう。


しかし、今回の先生の言動を「優しい」と捉えてはいけないと私は思っています。

20点合格と決めていたのに合格ラインを2点下げるということは決めたルールを守っていないということであり、点数が届かなくても合格にしてしまうことは生徒のためになりません。(そもそも計算テストなので30点中20点で合格というラインも低いと思います。)また、忘れ物や騒いでいることに対しては指導をすべきです。そうしないということは、生徒に反省や改善をさせることよりも、嫌われたくないや面倒だという自分の意思を優先しているということです。

つまり、生徒の成長に対して無関心ということであり、これは『優しい』ではなく『甘い』です。


もちろん状況にもよります。

想定していたよりも計算テストの平均点が低く難しかったようだから、合格点を18点に引き下げよう。特別支援学級だから叱らずに、次は自分で注意できるように話すだけにしておこう。この様な状況であれば理解できますが、今回はそういう状況ではありませんでした。


先生にとっての「優しさ」とは、上記の2と4にある『他人に対して思いやりがあり』、『悪い影響を与えない』ということに近いのだと思います。

生徒の学力面での向上も、社会的な成長も考え、必要な指導を適切なレベルで行える先生が「優しい先生」だと考えています。

 
 
 

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