top of page
検索
執筆者の写真小沢良平

実力

「緊張して実力が発揮できなかった…」

こんなセリフを言ったこと、聞いたことはありませんか?


実力って何でしょう。

『運も実力のうち』なんていう言葉もありますが、私個人の考えとしては、『本番で発揮できる力、それによる結果』が実力なんだと思います。「実力が出せれば勝てた…」「自分の実力はこんなもんじゃない…」そんなセリフは意味がありません。

もうすぐ入試本番。『家で解き直しをしたらできた』『テストになると点数が取れない』の様な経験がある人は、そのまま入試に臨みますか?できる限り改善をして、勝負してほしいと思います。以下、確認してみてください。


①入試当日のスケジュール、イメトレ

何時に起きて、何時に家を出て、何時の電車に乗って、何時から始まって…把握していますか? 電車が遅れたらどうしますか? 予想していなかったこと、イレギュラーなことが、焦りやパニックの原因になります。スケジュールをしっかり確認しつつ、行動のイメトレをしましょう。休み時間は何分か知っていますか? その時間は何をしますか?


②自分が陥りそうなこと

解けない問題が出てきて時間をかけすぎてしまう。問題文を読み飛ばす。計算ミスをする。ド緊張をして固まる。自分に今までに起きたことを確認して、それぞれの対処法を考えておきましょう。人間なのでミスはなくなりません。計算ミスが少ない人は、自分がどんなミスをしやすいかを知っていますし、解き直しの方法も知っています。緊張しがちな人は、自分に合った対処法を決めておきましょう。ルーティンを決める人も多いですね。


③周りは気にしない

「あいつ頭良さそう。」「隣の人が自分より早くページをめくった。」どうでもよいことです。入試は『自分が何点取れたか』です。もちろん倍率もありますし、その年の平均点が上がれば、合格のボーダーも上がるでしょう。しかし、それが分からないのだから周りを気にしても意味がありません。ジャガイモがたくさん転がっていると思って、自分の入試に集中しましょう。


④終わったことも気にしない

休み時間中に、終わった科目に関して「問4って答えウだよね?」という話をする人もいます。時間も無駄ですし、安心しても不安になっても意味がありません。これからの科目で何点取れるかが合否を決めます。切り替えをしっかりしましょう。


『本番に強い』という言葉があります。①緊張に負けず、通常と同じ力が出せている。②緊張を味方に付けることにより集中力が増し、通常よりも力が出せている。①②のどちらもあり得ると思います。そうなるためには自信をつけること。そのために成功体験を積ませること。そのために主体的に取り組ませること。そのために大人が子どもを信じて、責任を持たせて行動させること。それが重要だと思っています。

閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

志望校合格のためのデッドライン

「勝負の夏」「受験の天王山」など様々な言われ方をすることがありますが、「夏休みから受験勉強を始めれば良い結果が出る」というのは間違っています。もちろんそれで十分間に合う人もいます。ただしそれは、現実に近い目標を設定した場合や、今まである程度勉強してきている場合など、限られた...

優しい先生とは

「うちの学校の先生優しいんですよ。30問の計算テストで20点で合格だったんですけど、18点でもおまけで合格にしてくれました!」 「私の担任の先生、全然怒らないんですよ。忘れ物しても、授業中うるさくても、『次、気をつけようね』って言うだけなんです。優しいんです。」...

パワハラ

学校の授業前に 生徒「先生、教科書忘れてしまいました。すみません。」 先生「ダメでしょ!」「バシッ!」(出席簿で頭を叩く) 部活の練習で 生徒「あっ!」(やっちゃいけないミスしちゃった…) コーチ「おい!ふざけてんのか!?」「ドン!」(肩を殴られる)...

Comments


bottom of page