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実力

  • 執筆者の写真: 小沢良平
    小沢良平
  • 2020年1月14日
  • 読了時間: 3分

「緊張して実力が発揮できなかった…」

こんなセリフを言ったこと、聞いたことはありませんか?


実力って何でしょう。

『運も実力のうち』なんていう言葉もありますが、私個人の考えとしては、『本番で発揮できる力、それによる結果』が実力なんだと思います。「実力が出せれば勝てた…」「自分の実力はこんなもんじゃない…」そんなセリフは意味がありません。

もうすぐ入試本番。『家で解き直しをしたらできた』『テストになると点数が取れない』の様な経験がある人は、そのまま入試に臨みますか?できる限り改善をして、勝負してほしいと思います。以下、確認してみてください。


①入試当日のスケジュール、イメトレ

何時に起きて、何時に家を出て、何時の電車に乗って、何時から始まって…把握していますか? 電車が遅れたらどうしますか? 予想していなかったこと、イレギュラーなことが、焦りやパニックの原因になります。スケジュールをしっかり確認しつつ、行動のイメトレをしましょう。休み時間は何分か知っていますか? その時間は何をしますか?


②自分が陥りそうなこと

解けない問題が出てきて時間をかけすぎてしまう。問題文を読み飛ばす。計算ミスをする。ド緊張をして固まる。自分に今までに起きたことを確認して、それぞれの対処法を考えておきましょう。人間なのでミスはなくなりません。計算ミスが少ない人は、自分がどんなミスをしやすいかを知っていますし、解き直しの方法も知っています。緊張しがちな人は、自分に合った対処法を決めておきましょう。ルーティンを決める人も多いですね。


③周りは気にしない

「あいつ頭良さそう。」「隣の人が自分より早くページをめくった。」どうでもよいことです。入試は『自分が何点取れたか』です。もちろん倍率もありますし、その年の平均点が上がれば、合格のボーダーも上がるでしょう。しかし、それが分からないのだから周りを気にしても意味がありません。ジャガイモがたくさん転がっていると思って、自分の入試に集中しましょう。


④終わったことも気にしない

休み時間中に、終わった科目に関して「問4って答えウだよね?」という話をする人もいます。時間も無駄ですし、安心しても不安になっても意味がありません。これからの科目で何点取れるかが合否を決めます。切り替えをしっかりしましょう。


『本番に強い』という言葉があります。①緊張に負けず、通常と同じ力が出せている。②緊張を味方に付けることにより集中力が増し、通常よりも力が出せている。①②のどちらもあり得ると思います。そうなるためには自信をつけること。そのために成功体験を積ませること。そのために主体的に取り組ませること。そのために大人が子どもを信じて、責任を持たせて行動させること。それが重要だと思っています。

 
 
 

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